1996年6月、日本でのきびしい貸し渋り、貸し剥がしとかの金融危機がまだ始まっていない頃の事です。 弊社の取引先であった大手銀行 (当時タイ国で唯一シーロム通りの中心部に支店を持つ邦銀---さくら銀行 -- 前 太陽神戸三井銀行 -- 現 三井住友銀行） の理不尽な仕打ちに耐えかねて取引先を鞍替え(取引銀行をチェンジ）しました。そのため、日本の取引とは全く無関係であるはずのタイの現地法人の 口座を報復手段(メンツを保つためか）で一方的に閉鎖されてしまいました。

 仕方なく代替の銀行を開設するため現地に赴いたところ、何の知識もなく バンコクを訪問したのが銀行休日（7月1日）であったことが 妙に印象深いです。

 一方、貸し剥がしがピークに達した2002年、別の取引先（当時単独の住友銀行）が臆面もなく弊社にこれまでより何と3倍の利息を払うべきだと コンピュータがはじき出した資料を提示して要求してきました。当然のこと、銀行をチェンジしましたがやはり嫌がらせで、 小切手の発行を停止（事実上、当座預金の閉鎖）されました。

 2007年頃、合併した後の三井住友銀行が過去を清算し、支店長がまず謝罪をしたいと申し出てきましたが、 当方には銀行の必要性がもはやなくなっていたので丁重にお断りしました。